2012年 10月 14日
秋バージョンの海彦・山彦
美味しいものを食べる楽しみはもちろんですが、それを採りに行く喜びは
さらに格別のものがあります。
まずは海の獲物! アオリイカ~
秋になると今年生まれたイカが成長して、堤防とか岸壁からの投げ釣りの
対象になるのです。
夜明け前の海岸へ向かいましたが、晴れていても海は荒れていて、とても
イカが釣れそうな気配はありません。 折角来たんだからと、ダメ元で
エギングを開始しましたがなかなかヒットしません。
ところが突然エギが重くなり…ゴミでも掛ったのかなとズルズル引っ張って
くると、おぉ~なんかいる~!エギに捕まっていたのは何と【イイダコ】でした!
この日の収穫はこれ1匹のみ^^; 家に帰ってイイダコの下処理です。
塩をたっぷりかけて、ヌメリをとります。
茹でるとやっぱり蛸足がクルンクルンになりますねぇ。
この日の夕食は茄子とパンチェッタのトマトソース味のリングイネ&イイダコの
ぺペロンチーノ味です。
さて、お次は山の幸! キノコです~
富山の師匠に誘われて、今年も行ってまいりました!
そういえば昨年は放射能が心配だったので、秋のキノコ狩りは実施しなかったのを
思い出しました。。
早朝に出発して7時には目当てのポイントに到着し、探し始めると…
早くも発見! 【ブナハリタケ】です~
傘の裏側に針のような突起がありますね。
これは【チャナメツムタケ】
これは師匠も見たことがなかった珍しいキノコ。 見た目はかなり美味しそうですが…
※後で専門家に確認したところ、富山でも採取例の少ない【オドタケ】と判明!
このどら焼きみたいな明るい色のキノコは【ハナイグチ】
これは皆さんおなじみの【ナメコ】ですが、貴重な天然ものです~
柳の木専門に生えるキノコ【ヌメリスギタケモドキ】です。 このキノコは枝の根元に
生えることが多いので、地面を探しても絶対に見つかりません「(゚ロ゚*)オーマイgod!
タラの芽を採るような高枝ばさみがないと、たくさん採るのはむつかしい。。
師匠が時期を見極めてくれていたので、本当にたくさんの収穫がありました!!
さぁ~美味しく食べるために下処理を始めましょう~
まずはキノコを塩水につけて虫出しです。 浮いている細かい埃のようなものが
キノコに潜む虫たちです(*ロ*;) ウヨウヨでてきます…。
ウチのカミさんはこれを見てかなりショックを受けてました。。
1日目の料理は【ブナハリタケ】のオイスター炒めとホコリタケのバターソテー、そして
【ハナイグチ】のステーキです。 ハナイグチは火を通すとトロットロでキノコらしい香り、
味わいも抜群です。 ブナハリタケは独特の香りが強いものの味わいは淡白なので、
オイスターソースで旨味をアップしたところこれも美味しい! ホコリタケは見た目が
マッシュルームっぽくて、火を入れるとマシュマロのようにフワッとした食感です。
2日目は残ったキノコを全部使ってのキノコ鍋。 色々なキノコから出るダシが利いて
滋味深い味わいです。 【オドタケ】は昨日の夜までは『毒キノコ』の可能性があって
放置してありましたが、ネットで調べてみると希少なキノコでしかも美味しいらしいとの
こと。 一応毒見のためソテーして食べるとシメジのような香りと旨味があり、確かに
美味しいキノコでした。
なお、なぜか場違いなカプレーゼがあるのは、子供がキノコ嫌いだからです…。
この日のモッツァレラは牛乳ではなくて水牛の乳で作られた正真正銘のモッツァレラ
だったので、いつものチーズよりコクがあって、トマトの酸味・甘み、フレッシュバジルの
香りが渾然一体となって誠に美味しゅうございました。。
by abu71_nomin
| 2012-10-14 21:25
| 狩猟系